旅行日:2018/08/16
最終編集日:2020/03/21
1936/07/24に浦賀船渠(通称:浦賀ドック)で起工され、1937/06/10に就役した船がタイに保存されている事を知り、向かわずにはいられなかった。
HTMS Maeklongというらしい。船の基本的な情報については、良いのか悪いのかWikipediaが一番充実していた。
HTMS Maeklong – Wikipedia (en.wikipedia.org)
まずは側面。
そして斜め前方から。
本当にその時代の船を目の前にすることが出来るとは感激もの。ちなみに戦艦と書いてあるWebサイトが多かったものの、明らかに戦艦・巡洋艦クラスよりは小さい。煙突が1本しかないので、煙突が2本ある同世代の大日本帝国海軍 駆逐艦(白露型・朝潮型)より小さく見えるし、実際排水量で比較しても小さい。
機関室等、入れない場所はあったものの、割と自由に中に入って見ることが出来た。
・艦橋
1995年まで運用されてきたこともあってか、後から増設されたであろうレーダ等もあり、かなり狭い。操舵輪の下に銘版があり「浦賀船渠株式會社製造 昭和12年6月 」という所まで確認できた。(銘版周辺は非常に汚かったので写真は割愛。)
・ミーティングルーム
唯一、艦内で広い場所となっていたのがこのミーティングルーム。建造当時から残っているものはどのくらいあるのだろうか。
・主砲
45口径12センチ主砲が4つ搭載されている。
砲の部分に刻印が確認できる。「重量3236瓩 ??? 日本製鋼所 四十五口径 十二糎砲 ?????」残念ながら全部は解読できなかった。?の部分は何と書いてあるのだろう。
・魚雷発射管
四四式45cm連装発射管と思われる。
銘版を撮っていた方の発射管は、銘版が塗りつぶされていて何も読む事ができなかった。ちなみに株式会社渡辺鉄工所製だとか。
・機雷と爆雷
機雷と爆雷が置いてある。誰もが触れられる位置にあるので、さすがに本物ではなくレプリカだと思われる。
・対空機銃
対空機銃に触れることも出来る。ハンドルを動かして位置を移動させることが出来て、すっかりはしゃいでしまった。
・測距儀
測距儀を覗くことが出来たものの何も見えなかった。見方が悪かったのかもしれない。
・おまけ
「東京亀戸」と書かれたお釜を見つけた。1995年に退役するまでの約58年間大切に使われてきたと思うと幸せなお釜。
見る所が多く、簡単に数時間が経ってしまった。好きな人なら1日過ごせる場所かも。そういえば、仕様上、艦載機が1機積める事になっているものの、艦載機はなかった辺り、撤去されたのだろうか。
最後に場所を。
・場所 (Google MAP)
公共交通機関利用でも行く事は可能ですが、どうしても時間がかかることと、帰りも時間の制約が付くので、タクシーかGrabを使用した方が良いです。帰りは交渉して、行きの時に使った運転手に待っておいてもらった方が楽ですね。
「HTMS Maeklong」への2件の返信
なんかこう睦月型のような初春型のような船ですねぇ・・・
50年もの間、使ってもらえる船幸せですね。長く使えるものっていいですね…