旅行日:2019/06/23
最終編集日:2020/03/20
飛行機好きであれば知ってる人は知っているスポットらしい、「Airplane Graveyard Bangkok」へ。「Airplane Graveyard Bangkok」は直訳すると飛行機の墓場となるのかな。
まず入口は柵がしてあって入れない。そんな訳で柵の外で飛行機を眺めていると、中から満面の笑みを浮かべた人が出てきてジェスチャーを交えて「You in ?」という片言の英語で入りたいのかを聞きに来る。そこで頷くと「1 person 200 bahts」と言われるので、200THBを支払うと柵に書いてある「Authorized person」になって柵の中に入ることができるシステムらしい。
インターネットの情報だと、ここの柵の中に住んでいる人たちは元々ホームレスで他人の私有地を治めて、来訪者からお金を徴収して生活しているといったような記載を見つけましたが持ち物とかを見る限り、ホームレスには見えませんでした。結構いいビジネスなのかな。聞いてみるにしても、彼らには英語が通じないので、実際のところはどうなのかを聞けず、定かにすることは難しそうですし、聞かないほうが無難そうです。また、刺青を見せてきてお金を取ろうとしてくると書かれていた男性らしき人を見かけたものの、あの程度の刺青であれば、普通のタイ人と変わらず特段怖がることもないような。という感じでした。
話は戻って、スクラップの飛行機を見ていく。
どちらも元オリエント・タイ航空の機材らしく、左側機材はMD-81もしくはMD-82、右側機材はB747。
とりあえず、近づいてみることにした。
B747の切断部なんて見たことがなかったので新鮮そのもの。外から覗き込んだ限り、中は完全に物が散乱していて、朽ちてました。インターネットの情報を見る限り、中に入って撮影している人が多く、我も続こう!という気持ちだったものの実物を見ると、床を踏み抜きしそうな雰囲気があって、踏み抜いて落ちて怪我をした日には大目玉を食らいそうでしたので諦めると同時に、持ち物の総金額を考えると、怪我して動けなくなったら身に付いているものを全て剥がされるかもしれないなどと考えて、無茶しないことにしました。
潔く中に入るのを諦めて、奥に進もうとすると今度は草が茂ってる所から常にカサカサ音がする。蛇がいたら勝てないので、諦めて戻ることに。それも、時すでに遅しで結構虫に刺されていました。服装は要注意です。
戻ってる時にドアをよく見ると日本語表記がある。
「出口」
「ハンドルの赤いボタンを押す」
「ハンドルを引き出す」
「矢印方向に回す」
「ハンドルを収納する」
「ドアを外側へ引く」
「開」
といった具合。
(実際、目では「出口」「開」以外の文字は小さくて見えず、帰宅後の写真現像中に気づきました。4730万画素機だと目より見えます。)
日本語が記載されたままということは、日本から渡った機体ではないかと言うことで、早速調べてみたところ、確かに日本航空からオリエント・タイ航空に渡った機材があり、2階の窓の枚数からB747-146B (SR/SUD)でないかという結論になった。この形式は世界に2機しかないのでレア機材だったわけです。
HS-UTQ Orient Thai Airlines Boeing 747-100 (planespotters.net)
HS-UTM Orient Thai Airlines Boeing 747-100 (planespotters.net)
ここまでくると、この2機のどちらか絞り込める材料が見つかれば完璧だったのですが、今回は外観しか見ておらず、証拠にたどり着けませんでした。インターネットを見てるとHS-UTQと書いてる所、HS-UTMと書いてる所それぞれあり、どちらもどうやって絞り込んだのか記載がないので当てずっぽうなのか、ちょっともやもやします。
これだけで充分満足だったものの、一応MD-81/82の写真も撮って退散。
この写真を撮り終えた後に、雨が降り始めたのでちょうどいいタイミングでの退散となりました。最後に15THBの飲料水を貰えたので、実質入場費は185THB。安いのか高いのかは人によるかも。自分はB747を見に行こう位の考えで行ったので、まさかここまで濃い物になるとは思わず。満足しました。
尚、後から調べて分かったことですが、公式サイトのようなWebサイトも存在しているようです。
Home – Airplane Graveyard Bangkok (airplanegraveyardbangkok.com)
ちゃんとhttpsだったり、今風のデザインだったり逆に怪しいですが、どうも内容を見る感じ近隣のiGreen restaurantが宣伝を兼ねて作ってるのではないかなという感じです。
最後に場所とアクセス方法を。
・場所 (Google MAP)
・アクセス方法
バンコク市内中心部からだと、水上バスに乗り終着の「Wat Sriboonreung」まで行った後に徒歩で向かうか、Grabを使用して行くことになると思います。Grabの方がドアtoドアで楽ですが、雨が降ったりすると道路が渋滞して時間が読めなくなるのが難点です。
博物館のようにきちんとした施設でも何でもないので、行かれる場合は自己責任で。